自分も相手も大切にする“ちょうどいい距離感”|アドラー心理学「共同体感覚」とは?

自分も相手も大切にする“ちょうどいい距離感” —— アドラー心理学「共同体感覚」とは?
「人に合わせすぎて疲れてしまう…」
そんな経験はありませんか?
気づけば自分の気持ちを後回しにしていたり、逆に「もう誰にも合わせたくない」と感じてしまうこともありますよね。
アドラー心理学では、この“過度な同調”と“孤立”の間にある調和の感覚を
「共同体感覚」と呼びます。
共同体感覚とは?
共同体感覚とは、
「みんなと同じになる」ことではなく「自分も相手も大切にする」
という考え方です。
それぞれの価値観や違いを尊重しながら、信頼でつながる関係性を育てていく視点を指します。
無理に合わせ続けなくていい。
かといって、距離を置きすぎる必要もない。
その“ちょうどいい距離感”が、心に安心を生み出します。

合わせすぎても、離れすぎても苦しくなる理由
人は、本来「人とつながりたい」という気持ちと「自分を守りたい」という気持ちの両方を持っています。
- 合わせすぎる → 自分がすり減る
- 離れすぎる → 孤独感が強くなる
- ちょうどよい距離 → 心が軽いまま関係を続けられる
だからこそ、“自分も相手も尊重する距離感”が、人間関係の土台になるのです。
共同体感覚が整うと、人間関係はやわらかくなる
共同体感覚が育っていくと、相手の気持ちも自分の気持ちも、どちらか一方を犠牲にしない関係が自然と生まれます。
・無理に合わせすぎない
・ひとりに閉じこもりすぎない
・適度な距離感が心に余白をつくる
その“ちょうどよさ”が、人とのつながりをやわらかく、あたたかいものにしてくれます。
では、どうやって身につけるの?
「頭ではわかるけれど、実際にやるのはむずかしい…」
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
共同体感覚を育てる具体的なステップは、次回の記事で詳しくお伝えします。
このブログを書いている人
笠原綾子|オンラインビジネスアシスタント
誠実さと“人と向き合う姿勢”を大切に、講座運営サポート・事務局代行・プロモーション・UTAGE構築など、起業家さんの活動を支えています。
レストランやホテルで培ったホスピタリティ、激務で身についた段取り力。
そのすべてが今のオンライン秘書の仕事の土台になっています。
アドラー心理学を学びながら、“心と仕事が軽くなる働き方”を発信中。

